云何遊此娑婆世界/F130(部分) 2016
第13回岡山日展会秀作展に出品の「云何遊此娑婆世界」は、2016年の改組新第3回日展に出品した作品で、岡山では初めての展示となります。
ネットでたまたま見つけた廃墟のサナトリウムの写真の、朽ちた室内の壁に残る美しい色の組み合わせにインスパイアされて配色を決めた作品です。
絵の具で青といえばコバルトブルーが思い浮かびますが、赤味を含まない印刷インクの青であるシアンに近い色と、ウコン色(オーレオリン)に近い色の組み合わせは新鮮な発見で、作品では地面を含め全面的に使用しています。