お釈迦様からのお話

お釈迦様からのお話

お釈迦様がウッビリーに語られた言葉を聞いてすぐに幸せに感じられたのは、こう気付いたからです。
過去にも八万四千の自分がいて、現在も八万四千の自分がいて、未来にも八万四千の自分がいる。
今の自分はそのうちの一人に過ぎず、たまたま今の名前で呼ばれているだけで、本質は変わらないし区別がない。

そして、その本質とは何かと考えると、「絵を描くことが好き」という気持ち、なのだと思います。
過去にも八万四千の絵を描くことが好きな人がいて、現在も八万四千の絵を描くことが好きな人がいて、未来にも八万四千の絵を描くことが好きな人がいる。
今の自分はそのうちの一人に過ぎず、たまたま今の名前で呼ばれているだけで、本質は変わらないし区別がない。

「絵を描くことが好き」という気持ちに、いつの時代でもどこの場所でも区別がないからです。
これは私にとって、お釈迦様からの幸せになるありがたいお話です。

モーリス・ラヴェルが重度の失語症に陥った晩年、自身の作曲した「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞いた時に、こう尋ねたという逸話が残っています。
「美しい曲だね。これは誰の曲だい?」と。
この逸話のように、次の世の自分がこう尋ねたらと想像するだけで、すでに幸せなことなのかもしれません。
「美しい絵だね。これは誰の絵だい?」

Pavane pour une infante défunte / Orchestre National de France

Therīgāthā, Ubbirī (51)

Amma Jīvā ti vanamhi kandasi
attānaṃ adhigaccha Ubbiri.
cūḷāsītisahassāni sabbā Jīvasanāmikā
etamh’ āḷāhane daḍḍhā tāsaṃ kam anusocasi.